事業について

BUSINESS

朝日商会は創業以来、地元の高級家具製造に関わる桐材加工を行ってきました。それらから培った技術を応用しながら、現在脚光を浴びている新建築集成材「CLT」などの自社オリジナル加工による製造や、近年は高品質の内装設備を望まれる国内外の大型・高級ホテルやメーカーショールーム、博物館などから、木目を生かした高級感ある木製の床・壁などを内装用建設資材製作の依頼を多くいただいています。

独自工法による
木目を生かした壁・床材

弊社独自工法や接着技術により製造する木製床・壁材は、家具製造で用いられる無節仕上げが特徴。節目を避け木目を合わせる製造方法で美しい木目を出すことができ、檜や杉、ウォールナット等様々な木材で内装壁やフロア材また家具にも活用できます。最近は特に有名ホテルや自動車などのショールーム、コンサート施設や博物館などからのオーダーを大変多くいただいています。

家具材としても使える
独自製法の柾目が美しいCLT建材

次世代の建材として注目されているCLT建材。CLT建物は外壁や基礎用として製造されており、木の節目(ふしめ)が多く内装には向かないというのが一般的ですが、弊社独自の製法で作るCLTは柾目で見た目も良く、最近は建築会社の方が内装材として使用されるケースも増えていきています。

CLTとは、Cross Laminated Timber（クロス・ラミネイティド・ティンバー）の略で、欧州で開発された工法で、板の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネルです。平成25年に日本農林規格（JAS）として、直交集成板の名称により制定され、平成26年に施行されています。
一般的によく知られている集成材は、張り合わせる板の繊維方向が並行方向に張り合わせるのものですが、CLTは繊維方向が直交するように交互に張り合わせる形態となり、反りや歪みが極端に少なく、通常は製品に向かない節目が多い木材の活用などができ、低コストで加工できます。構造躯体として建物を支えると共に、断熱性や遮炎性、遮熱性、遮音性などの複合的な効果も期待でき、近年は建築用に加えて、家具・雑貨等にも活用の場が広がってきています。

無垢材加工における特殊技術の保有

高級家具用桐材だけでなく、その他木材加工おける長年の実績、技術、設備、品質、コストにおいて全国レベルでも高く評価されており、近年特殊な製造依頼・問い合わせが増加しています。

木材の特性、形状に最適な加工手法を施し、他社では実現できない加工技術、品質を提供しています。木材のロスを最小限にするための設計技術も保有しています。また加工時の数値データや実証検証を繰り返し、それらすべてを社内に保管しており、さまざま材種、サイズ、厚さなどに対応できる体制を整えています。また、多くの木材加工プロセスを内製化しており、効率的かつ短期間で加工するサービス提供を行っています。

豊富な加工機械と熟練工による
高いオペレーション能力

弊社の技術者は、各機械の特徴、癖を熟知しており、その機械の能力を最大限使いこなせる技術力を保有しています。機械メンテナンスもほぼ自社対応しており、機械を常に最適な状態でオペレーションが出来るため、作業効率面、作業品質面、作業コスト面においても他社には実施出来ない技術領域で、木材加工を行っています。

桐材底板製造では全国シェアNo.1

高級家具用の桐・ヒノキ・杉・ホワイトオーク・ウォールナットなどの無垢材全般の加工を行っており、その中でも、桐無垢底板製造は、国産桐材分野では市場の約80%、中国製桐材分野では100%という市場占有率を誇っております。先代からの国内大手の家具メーカーの商品用の部品加工を続けており、その中で培われた職人の高い技術が現在の後継者にも継承されており、他社が対応できない圧倒的な高い品質、また特殊な加工などを施すことが自慢です。